2002. Ann Patrice McDonough (USA)
2003. Yukina Ota (JPN)
2004. Miki Ando (JPN)
2005. Mao Asada (JPN)
2006. Yu-Na Kim (KOR)
2007. Caroline Zhang (USA)
そして・・・
2008. Rachael Flatt (USA)
久しぶりにアジア人以外の優勝です。最後にアジア人以外の選手が勝ったのは、ロシアのクリスティナ・オブラソワ(2001年)だそう。彼女今どこで何してるんだろう・・・。
世界ジュニア5日目。競技としては最終日。
アメリカ勢の表彰台独占が予想された
女子シングルはフリーが行われて、SP3位の
レイチェル・フラットが完璧な演技でフリー1位となり逆転優勝。初日トップの
長洲未来(
ミライ・
ナガス)選手はトリプルルッツに苦しみフリーは3位となり、総合3位で悔し涙をのみました。2連覇を狙った
キャロライン・ジャンは安定した演技で長洲選手を逆転するも、
レイチェル・フラットの完成度の高い演技には一歩及ばず総合で銀メダルとなりました。
女子シングル総合成績 >> 優勝した
レイチェル・フラットの演技は、もう・・・。
これだけの難度の演技を見ながら「心が洗われる」という気持ちになってしまうギャップがおかしくて、演技後には自分、ためいきしか出てきませんでした。「感嘆」というよりも「驚嘆」です。
彼女はトレーニング環境、そしてスタッフにも恵まれているんじゃないかと思います。コーチのトム・ザクライシェック氏は、先日の4大陸選手権で活躍したジェレミー・アボットの指導もしているようで、フラットとアボットに共通する強みがあるように思いました。
今回大きなタイトルを獲り、追われる側に移行していきます。
申し分ない足元の表現に「若さ」だったり「感情」だったり、なにか内側から訴えるものが加われば、すごい選手になるんじゃないかな、と思います。本当に素晴らしいフリーでした。
キャロライン・ジャンの演技を見て思ったのは「・・・強い」でした。
競争心が空回りせずに、今日は攻めの演技を見せてくれました。
「アベマリア」で攻撃的に・・・というのもおかしな話ですけどね(笑)
演技にはまだ課題はあると思いますが、今日はとにかく「勝気」というべきか「負けん気の強さ」がものすごく印象的で、「ひゃー」と思っているうちにパールスピン、そしてI字スピンになってましたよ。

今季はジュニアグランプリから始まりファイナル、国内選と負け知らずできた長洲選手は、追われるプレッシャーをひしひしと感じた試合になったのではないでしょうか。序盤に予定していた3ルッツ+3トウループが第1ジャンプでバランスが乱れ、後半にコンビネーションを取り返しにいきましたが、二度目のルッツは回転不足でステップアウトしてしまうなど、序盤予定どおりにいかなかったことで「動揺したかな?」と感じました。
ルッツが2回とも不完全だったり、後半のフリップのダウングレード、レイバックスピンからの変形でバランスを崩すなど、細かなミスは確かにありました。しかし、長洲選手は今回のアメリカ3選手の中では一番、演技に明確なテーマを持っている選手だと思います。来季はシニアのグランプリシリーズにも参戦するのでしょうか。急がず焦らず怪我をせず、順調に育っていって欲しいです。
このアメリカ3選手のレベルの高さ、本当にすごいです。
同じレベルで競い合っていくと、試合毎に勝者が違うことが当たり前になりそうです。
昨年の世界ジュニアチャンピオンに、今年新たに誕生した世界ジュニアチャンプ。
今回の銅メダリストは1月の全米では2人を破って優勝しているわけで、彼女たちの少し上の世代で、2006年の世界チャンピオンのキミー・マイスナーも含めると、チャンピオンだらけのチームになります。日本の層も厚いですが、さすが歴史あるスケート大国だなぁと思わされます。
西野友毬選手も総合5位と健闘しました。
後半のジャンプのダウングレードが残念でしたが、得意のルッツも2度しっかり入りましたし、大きく動けていたと思います。来季は是非メダルを狙って欲しいです。
その他で印象に残った選手は、SP18位からFSでは7位をとり総合9位まで追い上げたカタリナ・ゲルボルトと、総合6位のアリーナ・レオノバのロシア勢。ゲルボルトは根性で予定していたジャンプをほぼ全て降りましたが、今後の課題は「降りる」ではなく「きれいに降りる」でしょうか。ブロンドで見た目も華やかだし、日本で滑ることがあれば人気がでると思います。レオノバも素晴らしい内容のフリーを滑りました。立派でした。
というわけで、世界ジュニア終了しました。
2週間後には、いよいよ世界選手権ですね。
一番楽しみな試合ではあるけれど、シーズンがもうそろそろ終わるんだなと思うと、ちょっと寂しくなりますね。