2008年02月29日 11:56
SP首位のアダム・リッポンがFSでも1位で総合優勝。
ロシアのアルテム・ボロデュリンが前日の2位を死守。
3位には中国のジンリン・グアンが4度目の挑戦で初の表彰台。
日本勢は佐々木彰生選手がFS14位で総合17位、無良崇人選手は総合19位でした。
−男子FSの結果 >>
−総合成績 >>
---------------
佐々木彰生選手のFSは「ロボット」から。
個性を求めるとこなしきれなかったり、プログラムの密度と実施のバランスって難しいものだと思うんですが、独創的なプログラムをよく表現していたと思います。昨日のSPでも思いましたが、彼、エンターティナーですね。それらはプログラムコンポーネントにも顕著に現れていたと思います。同じグループで滑りFSだけでは4位をとった選手よりも高いPCSを貰いましたからね。しかしジャンプの確実性など課題も見つかったことでしょうから、この大会で勉強したことを来季に生かして欲しいです。
佐々木選手(14位)と無良選手(19位)の成績で来季の世界ジュニアの枠が決まりました。
日本男子の枠は残念ながら1枠に・・・。国内の競争が激しくなりそうですね。
---------------
優勝はニコライ・モロゾフが指導するアダム・リッポン。
トリプルアクセルを入れない安全策が功を奏したか、ほぼ完璧な内容で世界ジュニア初出場で初優勝となりました。「勝ちを狙うときに限って」という心配は無用というほどの練習量をこなしてきたんでしょうが、残念だったのは「堅実すぎ」だったこと。演技から勢いを感じられなかったのは、たんに「要素の難度をおさえたから」でも「(ムーンライトソナタの)静かな曲調だったから」でもなかったと思います。彼の演技に欠けていたもの、それは次の滑走者でリッポンに次いで2位に入ったアルテム・ボロデュリンが見せてくれました。
「ベルリン・コンチェルト」で滑ったボロデュリンは、最初のトリプルアクセルを着氷して勢いに乗り、4分を力強く滑りきりました。試合後に知ったことですが、ボロデュリンは当初「補欠」だったんですね。ジュニアグランプリファイナルを欠場し、国内の試合も欠場していたための「補欠」だったとか。試合を休んでいた理由は怪我だったのか病気だったのかはわかりませんが、ブランクを感じさせない演技で会場を沸かせ、本人も大満足でガッツポーツも見られました。途中のステップでは若干粗さもありましたが、ブレーキがかかりそうな部分もパワーで押し切った、という印象。演技を見ながら自分がどんどんエキサイトしていくのを感じて、演技終了後には思わず「ゴージャス!」と発してしまうほど、攻撃的な演技に見入りました。
3位に入った中国のジンリン・グアンの線の美しい演技も良かったし、最終滑走だったチェコのMichal BREZINAもシャープでスピード感ある演技で長い試合をびしっと締めました。終盤の3連続ジャンプの失敗は痛かったです。それがなかったらひょっとして・・・?しかし、キム・ユナが出てきた後の韓国女子と同様、トマシュ・ベルネルが世界トップクラスの選手に成長すると、続く選手はやはり出てくるものなんですね。彼とベルネルで将来はチェコが3枠・・・というのも不可能ではないかもしれません。

その他、印象に残った選手は、「マスク・オブ・ゾロ」で滑ったフランスのフロレン・アモディオ。
サーペンタインステップでみせた音楽表現のセンス。
そしてSPのときにも感じたフットワークの良さ。
「是非また見たい」と思わせてくれた選手です。
そしてFS11位と追い上げたスペインのハビエー・フェルナンデス。
回転の速いジャンプ。特に最初のトリプルアクセルはビシっと決まりました。
演技終盤に衣装と靴を止める紐(?)が外れるハプニングで中断し、演技再開までかなり待たされたものの、しっかり演技をまとめあげたのは立派でした。
-----------------
さて今日は女子SP。
エントリー数:56名!!・・・だそうです。
ジャッジの皆さんの健康と健闘を願います(笑)











