2007年08月03日 01:06
どういった処分が下されるのか、ずっと気になっていました。
「ひょっとしたら、今季は絶望的か?」
厳罰としてはそういう処分も有り得ると思っていましたが、
「グランプリシリーズと、今季前半の国内試合の出場停止が妥当か」
と、相方と予測していました。
この処分に対し「良かった」とか「ほっとした」という表現は使うべきではないのでしょうが、日本選手の活躍を願う一スケートファンとしては、利己的な思いもありました。「枠」のことですけどね。
織田選手の今回の事件は、日本のスケートファン、スポーツファンの間にとどまらず、世界中のスケートファンの間でも論議されてきました。大手スケートボード「FSU」の織田選手の事件・処分に関するスレッドの閲覧数、コメント数からも関心の高さが伺えます。
* Nobunari Oda - apprehended for DUI
http://www.fsuniverse.net/forum/showthread.php?t=51617
* Nobunari Oda - suspended from competitions for 5 months
http://www.fsuniverse.net/forum/showthread.php?t=51751
「処分が厳しすぎる」という声が予想以上に多いことに驚きました。異なった法律・文化・社会秩序を持つ人たちが集うボードなだけに、その国を基準に考えると「たかが飲酒(酒気帯び)運転」ととらえられることもあるんでしょうね。猛省している織田選手を追い込むつもりはないんですが、事件の重大性に関してのみ自分の意見を語るなら、「安全運転を心がけている中での事故より性質は悪いのでは・・・」と思っています。
そして、独特な社会風土があること。
これも「厳しすぎる」と処分の決定に非難の声があがっている理由のひとつだと思いました。
個人としての責任は当然とらなければいけない。それに加えて、その個人が所属する団体の責任という点で、日本と他の国のその”程度”には大きな違いがあるのではないでしょうか。チームスポーツの一選手が何か問題を起こしたときに、当該選手の処分に留まらずチーム全体が出場を辞退したり活動を自粛することは珍しくないような気がします。
優秀な成績を残しメディアへの露出も増えれば、賞賛の声と同時に批判の声も聞かれるようになるでしょう。自分に全く非がないところでの批判の声には確固たる姿勢を貫けばいいだけだけれど、法を破るという決定的なミスを犯してしまっては、一個人としてだけではなく、有名人としての責任を問われて然るべきでしょう。スポーツの世界で活躍する人間であれば尚更、選手を志す少年少女たちへのお手本となることも期待されます。4回転ジャンプを跳んで欲しい。世界選でメダルを獲って欲しい。それに加えて(あるいは、スケーターとしての成績よりも)子供たちのロールモデルに・・・という要求しては酷か、と思わないわけではありません。けれど、これは避けては通れないもの。そして、もっと厳しい言い方をすれば、これは「一流選手で居続けるための最低条件」だ、とも思います。「5ヶ月間の国際試合の出場停止」を含む織田選手への連盟からの決して甘くはない処分は、スケート競技・選手の母体への評価に関わるもの、と言えるのではないでしょうか。
全日本選手権への道が閉ざされなかったことは、語弊があるかもしれませんが、織田選手本人にとってはもちろん、彼を応援するファンの人たちにも「救い」だったことと思います。厳粛に受け止め、練習と学業に打ち込んで欲しいです。全日本での滑り、待ってますよ。
※参考記事とTB先へのリンクは以下↓




