SBSスピンのリスク

2007年02月09日 09:56

 コロラドスプリングスでの4大陸は2日目。
 ダンスODでベルビン組が前日2位から浮上しました。
 日本のリード姉弟組も健闘していますね。女性に転倒するミスが出たようでODでは9位ということでしたが、明日のFDは臆することなくカッコよく決めて欲しいものです。


 さきほどペアFSが終わったようですが、第1グループの第1滑走のカップルにアクシデントが起こりました。今シーズン初めて国内のチャンピオンになったカナダのジェシカ・デュベブライス・デビソンですが、演技も終盤にさしかかろうというところで実施したサイド・バイ・サイド(SBS)のキャメルスピンで、男性のブレードが女性の顔に当たる事故が起こりました。


http://www.gazette.com/display.php?id=1329766
(注意:事故直後の画像を含みます)


 上記リンク先の記事によると、SBSの(フライング)キャメルスピンの3周目で事故が起こったようで、男性デビソンのブレードが女性デュベの左目の下に当たってしまったとのこと。記事になる前にライブで見ていたファンから第一報があったわけですが、「もし頭だったら」とものすごく心配しました。意識ははっきりしているの知らせに、「目を傷つけてしまっていたら」とも思いました。全治どれくらいかかるのかはまだわかりませんが、試合中のこのようなアクシデントが起こってしまっては、肉体的なダメージもそうですが、メンタルな部分のことが心配になります。


 今季のデュベ&デビソン組はシーズンイン前に女性が膝を痛めた影響で、予定されていたグランプリシリーズ2試合は欠場しました。先日のカナダ国内選手権が復帰戦となったわけですが、カムバックの国内選を初優勝という形で締めくくり、自信と誇りを持ってコロラドスプリングスに入ってきたことでしょう。それが悪夢のような事態に見舞われてしまい、まだ怪我の場所が顔ということで、ものすごく気の毒に思います。


 カップル競技って難しいものですよね。技術力を持っていればOKというわけではなくて、2人の間に信頼関係が構築されていなければ人の心を揺さぶる演技は出来ないことでしょう。トリノ五輪やカルガリー世界選で彼女たちの演技を見たときに、この若い2人の間のケミストリーにうっとりさせられ、演技後のキスやハグも微笑ましくて好感を持ちました。ロマンティックな技、動きは危険と隣りあわせ、とよく言われるものですが、それを久々に嫌と言うほど見せ付けられた今日の事故。2人がこれを乗り越え、もっと強くなって戻ってきてくれることを、そして何より怪我が早く回復することを願います。

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