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世界Jr.女子FS-「今回は私」

2008年03月02日 11:36

2002. Ann Patrice McDonough (USA)
2003. Yukina Ota (JPN)
2004. Miki Ando (JPN)
2005. Mao Asada (JPN)
2006. Yu-Na Kim (KOR)
2007. Caroline Zhang (USA)


 そして・・・

 2008. Rachael Flatt (USA)

 久しぶりにアジア人以外の優勝です。最後にアジア人以外の選手が勝ったのは、ロシアのクリスティナ・オブラソワ(2001年)だそう。彼女今どこで何してるんだろう・・・。

 世界ジュニア5日目。競技としては最終日。
 アメリカ勢の表彰台独占が予想された女子シングルはフリーが行われて、SP3位のレイチェル・フラットが完璧な演技でフリー1位となり逆転優勝。初日トップの長洲未来ミライナガス)選手はトリプルルッツに苦しみフリーは3位となり、総合3位で悔し涙をのみました。2連覇を狙ったキャロライン・ジャンは安定した演技で長洲選手を逆転するも、レイチェル・フラットの完成度の高い演技には一歩及ばず総合で銀メダルとなりました。

 女子シングル総合成績 >>

 優勝したレイチェル・フラットの演技は、もう・・・。
 これだけの難度の演技を見ながら「心が洗われる」という気持ちになってしまうギャップがおかしくて、演技後には自分、ためいきしか出てきませんでした。「感嘆」というよりも「驚嘆」です。

 彼女はトレーニング環境、そしてスタッフにも恵まれているんじゃないかと思います。コーチのトム・ザクライシェック氏は、先日の4大陸選手権で活躍したジェレミー・アボットの指導もしているようで、フラットとアボットに共通する強みがあるように思いました。

 今回大きなタイトルを獲り、追われる側に移行していきます。
 申し分ない足元の表現に「若さ」だったり「感情」だったり、なにか内側から訴えるものが加われば、すごい選手になるんじゃないかな、と思います。本当に素晴らしいフリーでした。

 キャロライン・ジャンの演技を見て思ったのは「・・・強い」でした。
 競争心が空回りせずに、今日は攻めの演技を見せてくれました。
 「アベマリア」で攻撃的に・・・というのもおかしな話ですけどね(笑)
 演技にはまだ課題はあると思いますが、今日はとにかく「勝気」というべきか「負けん気の強さ」がものすごく印象的で、「ひゃー」と思っているうちにパールスピン、そしてI字スピンになってましたよ。

Caroline Zhang


 今季はジュニアグランプリから始まりファイナル、国内選と負け知らずできた長洲選手は、追われるプレッシャーをひしひしと感じた試合になったのではないでしょうか。序盤に予定していた3ルッツ+3トウループが第1ジャンプでバランスが乱れ、後半にコンビネーションを取り返しにいきましたが、二度目のルッツは回転不足でステップアウトしてしまうなど、序盤予定どおりにいかなかったことで「動揺したかな?」と感じました。

 ルッツが2回とも不完全だったり、後半のフリップのダウングレード、レイバックスピンからの変形でバランスを崩すなど、細かなミスは確かにありました。しかし、長洲選手は今回のアメリカ3選手の中では一番、演技に明確なテーマを持っている選手だと思います。来季はシニアのグランプリシリーズにも参戦するのでしょうか。急がず焦らず怪我をせず、順調に育っていって欲しいです。

 このアメリカ3選手のレベルの高さ、本当にすごいです。
 同じレベルで競い合っていくと、試合毎に勝者が違うことが当たり前になりそうです。
 昨年の世界ジュニアチャンピオンに、今年新たに誕生した世界ジュニアチャンプ。
 今回の銅メダリストは1月の全米では2人を破って優勝しているわけで、彼女たちの少し上の世代で、2006年の世界チャンピオンのキミー・マイスナーも含めると、チャンピオンだらけのチームになります。日本の層も厚いですが、さすが歴史あるスケート大国だなぁと思わされます。

 西野友毬選手も総合5位と健闘しました。
 後半のジャンプのダウングレードが残念でしたが、得意のルッツも2度しっかり入りましたし、大きく動けていたと思います。来季は是非メダルを狙って欲しいです。

 その他で印象に残った選手は、SP18位からFSでは7位をとり総合9位まで追い上げたカタリナ・ゲルボルトと、総合6位のアリーナ・レオノバのロシア勢。ゲルボルトは根性で予定していたジャンプをほぼ全て降りましたが、今後の課題は「降りる」ではなく「きれいに降りる」でしょうか。ブロンドで見た目も華やかだし、日本で滑ることがあれば人気がでると思います。レオノバも素晴らしい内容のフリーを滑りました。立派でした。

 というわけで、世界ジュニア終了しました。
 2週間後には、いよいよ世界選手権ですね。
 一番楽しみな試合ではあるけれど、シーズンがもうそろそろ終わるんだなと思うと、ちょっと寂しくなりますね。
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世界Jr.女子SP-ミライの未来はウォウ×4

2008年03月01日 10:08

 ミライだけじゃなくて

 「アメリカの未来は(ウォウ×4) 世界が羨む(イエイ×4)」

 なーんて歌いたくなった世界ジュニア4日目。女子SP

1. Mirai NAGASU USA 65.07
2. Caroline ZHANG USA 62.60
3. Rachael FLATT USA 60.16


 とアメリカのハットトリック状態です。
 ISUサイトでリアルタイムで映像を楽しみましたが、アメリカの3選手ともトリプル+トリプルをビシっと決め、チーム全体の強さ、層の厚さを見せつけました。

 日本勢は初出場の西野友毬選手が好調な演技で4位につけています。
 全日本ジュニア優勝の水津瑠美選手は、ダブルアクセルの失敗が響き、10位からのスタート。
 西野選手は最初のルッツで一瞬グラっときましたがよく耐えてしっかりコンビネーションに。
 全日本選手権SPでは失敗したダブルアクセルもきれいに着氷し、また丁寧で大きな動きはとても新鮮でした。来季も踏まえてFSでは得意のジャンプを存分にアピールして欲しいと思います。水津選手の巻き返しにも期待しています。

 さて、アメリカ勢ですが、強いですねぇ。
 3人のうち最初に登場したキャロライン・ジャンは若干硬かったような。
 ダブルアクセルへの助走がとても長く感じられました(笑)。
 しかしフリップ+トウループの3+3も、3ループもびしゃり。
 最後は得意のレイバック→パール→ビールマンと柔軟性を生かしたスピンで魅せました。

 全米選手権ではFSで1位をとったレイチェル・フラットも充実した内容。
 3選手の中では一番シニアに近い洗練された動きを見せる選手だと思います。
 実施、振付の良さ、そして氷に張り付くようなスケーティングと豪快なジャンプ。
 高いレベルでバランスがとれている素晴らしいスケーターですね。
 「洗練されている」が「新鮮味がない」と解釈されないよう「勢い」をアピールしながら、FSでもいい滑りを見せて欲しいです。

 そして首位に立った長洲未来ミライナガス)。
 全米チャンピオンとして臨む試合ですが、気負いはあまり感じられず、のびのび滑っていたんじゃないでしょうか。ルッツ+トウループの3+3を含むジャンプもそうですが、軽快さは抜群ですね。全てが流れの中で実施され、2分40秒があっという間に。SPで首位に立ったことでプレッシャーが生まれたかもしれませんが、明日も自分のペースで、「コッペリア」を楽しく滑ってくれると嬉しいです。

 その他の選手では、エレナ・グレボバの演技が光っていました。

Elena GLEBOVA


 3+3を入れながら「アランフェス協奏曲」を情感豊かに滑りました。
 既にシニアの試合にも出場している彼女は今回が最後の世界ジュニアです。
 前回6位。現在、西野友毬選手のひとつ下(SP5位)につけています。

 56選手から24選手(+地元1選手)に絞られたFSは現地時間で午後1時30分のスタート。
 日本時間では午後8時半・・・かな!?
 面白い試合になりそうです。

世界Jr.男子FS-「攻」「守」だったら自分は・・・

2008年02月29日 11:56

 世界ジュニア3日目。男子のメダリストが決まりました。
 SP首位のアダム・リッポンがFSでも1位で総合優勝。
 ロシアのアルテム・ボロデュリンが前日の2位を死守。
 3位には中国のジンリン・グアンが4度目の挑戦で初の表彰台。
 日本勢は佐々木彰生選手がFS14位で総合17位、無良崇人選手は総合19位でした。

 -男子FSの結果 >>
 -総合成績 >>

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 佐々木彰生選手のFSは「ロボット」から。
 個性を求めるとこなしきれなかったり、プログラムの密度と実施のバランスって難しいものだと思うんですが、独創的なプログラムをよく表現していたと思います。昨日のSPでも思いましたが、彼、エンターティナーですね。それらはプログラムコンポーネントにも顕著に現れていたと思います。同じグループで滑りFSだけでは4位をとった選手よりも高いPCSを貰いましたからね。しかしジャンプの確実性など課題も見つかったことでしょうから、この大会で勉強したことを来季に生かして欲しいです。

 佐々木選手(14位)と無良選手(19位)の成績で来季の世界ジュニアの枠が決まりました。
 日本男子の枠は残念ながら1枠に・・・。国内の競争が激しくなりそうですね。

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 優勝はニコライ・モロゾフが指導するアダム・リッポン。
 トリプルアクセルを入れない安全策が功を奏したか、ほぼ完璧な内容で世界ジュニア初出場で初優勝となりました。「勝ちを狙うときに限って」という心配は無用というほどの練習量をこなしてきたんでしょうが、残念だったのは「堅実すぎ」だったこと。演技から勢いを感じられなかったのは、たんに「要素の難度をおさえたから」でも「(ムーンライトソナタの)静かな曲調だったから」でもなかったと思います。彼の演技に欠けていたもの、それは次の滑走者でリッポンに次いで2位に入ったアルテム・ボロデュリンが見せてくれました。

 「ベルリン・コンチェルト」で滑ったボロデュリンは、最初のトリプルアクセルを着氷して勢いに乗り、4分を力強く滑りきりました。試合後に知ったことですが、ボロデュリンは当初「補欠」だったんですね。ジュニアグランプリファイナルを欠場し、国内の試合も欠場していたための「補欠」だったとか。試合を休んでいた理由は怪我だったのか病気だったのかはわかりませんが、ブランクを感じさせない演技で会場を沸かせ、本人も大満足でガッツポーツも見られました。途中のステップでは若干粗さもありましたが、ブレーキがかかりそうな部分もパワーで押し切った、という印象。演技を見ながら自分がどんどんエキサイトしていくのを感じて、演技終了後には思わず「ゴージャス!」と発してしまうほど、攻撃的な演技に見入りました。

 3位に入った中国のジンリン・グアンの線の美しい演技も良かったし、最終滑走だったチェコのMichal BREZINAもシャープでスピード感ある演技で長い試合をびしっと締めました。終盤の3連続ジャンプの失敗は痛かったです。それがなかったらひょっとして・・・?しかし、キム・ユナが出てきた後の韓国女子と同様、トマシュ・ベルネルが世界トップクラスの選手に成長すると、続く選手はやはり出てくるものなんですね。彼とベルネルで将来はチェコが3枠・・・というのも不可能ではないかもしれません。

Michal BREZINA


 その他、印象に残った選手は、「マスク・オブ・ゾロ」で滑ったフランスのフロレン・アモディオ。
 サーペンタインステップでみせた音楽表現のセンス。
 そしてSPのときにも感じたフットワークの良さ。
 「是非また見たい」と思わせてくれた選手です。

 そしてFS11位と追い上げたスペインのハビエー・フェルナンデス。
 回転の速いジャンプ。特に最初のトリプルアクセルはビシっと決まりました。
 演技終盤に衣装と靴を止める紐(?)が外れるハプニングで中断し、演技再開までかなり待たされたものの、しっかり演技をまとめあげたのは立派でした。

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 さて今日は女子SP。

 エントリー数:56名!!・・・だそうです。

 ジャッジの皆さんの健康と健闘を願います(笑)

世界Jr.-男子SP&ペアFS

2008年02月28日 23:17

 ソフィアで開かれている世界ジュニアも今日で3日目です。
 昨日は午前中に47選手(!)が参加した男子SPが始まり、現地時間で午後7時からペアFSが行われ、最初のメダルが決まりました。

 8つのグループに分けられた男子SPには日本からは無良崇人選手と佐々木彰生選手が出場。先(第5グループ)に登場した佐々木選手はステップからの3ループで転倒しテクニカルでは得点を伸ばせませんでしたが、フットワークとリズム感、表現力は存分にアピール出来たのでは、と思いました。

 佐々木選手の演技は年末の「メダリスト・オン・アイス」で被り物で登場したエキシビションナンバーを見たのが最初でした。「踊れる選手だなぁ」と目が釘付けになり、一緒に見ていた相方も感心していました。自分が試合用の演技を見たのは今回の世界ジュニアが最初だったわけですが、「惚れ惚れする演技」ってこんな演技のことを言うんだな、と思いました。高橋大輔選手のフラメンコのSP(2003-04年)をラリック杯で見たときの衝撃に似てるなって。

 無良選手は最初のトリプルアクセルからのコンビネーションでステップアウトしセカンドジャンプを付けられず、またダブルアクセルがシングルになる、という2つの大きなミスで出遅れました。考えすぎたのか、最初の失敗で動揺したのか、いずれにせよ「ミスを引きずった」という印象は拭えず、演技後の自分の正直な感想は「ガッカリ」でした。世界ジュニアは3度目。今回は日本の一番手としての出場で課せられるものも多いでしょうが、ジュニアとはいえ代表になることの責任をもっと自覚するべきです。FSでの巻き返しに期待します。

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 ペアは日本の高橋成美メルビン・トラン組が総合15位という結果で初めての世界ジュニアを終えました。SPの13位から2つ順位を下げてしまったわけですが、SP、FSともにスローの3回転(トウループ)を入れるなど、明確な意欲を感じさせる演技は立派でした。ソロジャンプ、スロージャンプの確実性など課題はありますが、リフト、ペアスピン、ソロスピン、スパイラルシークエンス、デススパイラルなどレベル4認定を多く貰えたことは大きな収穫だったはず。来季どんな成長を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。

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 日本選手以外で印象に残った選手を少し。

 男子SPで9位につけたフランスのFlorent AMODIO。
 身のこなし方、エッジワークなんかがフレデリックに似てるなぁ、と少し感傷的に。
 小柄なとこも、よく似てますね(笑)
 正直、才能だけでいえばフレデリックよりいいものを持っているかもしれません。
 今季の国内選はシニアで4位。今後が楽しみなひとり。

 そしてSP4位のJinlin GUAN。織田信成選手が優勝した世界ジュニアで5位。
 今季はジュニアグランプリファイナルで5位に入り、きれいなラインとセンスの良さで表彰台を狙いますが、昨日のSPは3ルッツ+3トウループのセカンドジャンプでオーバーターン、3ループでもステップアウトと2つの着氷の乱れがありました。バネッサ・メイ演奏のタンゴもシャープに、そして感情豊かに踊れていただけに、テクニカルで得点を伸ばせなかったのは残念でした。2位3位とは大きな点差はないので、今晩のFSはしっかり決めたいところですね。

 女子SPの滑走順も出ました。週末にかけてまた色んなドラマが見られそうです。


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