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回った?回ってた?

2008年03月30日 05:05

 ・・・ということ。そしてもうひとつは

 「一人コケても二人コケても、コケはコケ」

 ってことでしょうか。・・・にしても言いにくい(笑)。

 ヒトリコケテモフタリコケテモコケハコケ。
 ・・・コケコケ。・・・ケケケケケ。

 まあ、「転倒」のディダクションは二人の場合「2」ですけどね。
 けれど、その技のGOEは、一人の転倒でも二人の転倒でも「-3」だろうから。

 さて。ひとつ前の記事へ、世界選ペアFSについてのコメントをいただきました。
 ("おばちゃん"さま、ありがとうございます。)

今回のサフチェンコ・ソルコビーの演技って?
本当に皆さんが納得された一位なのでしょうか?
FSは随分グダグダに見えましたが。。。



Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY


 彼女たちに限らないと思います。ついでに言えば、
 「ペアFSがグダグダのうちに終わった」
 ・・・という感もありました(笑)。

 それで前述の「回ってた?」と「コケはコケ」になるわけですが、アリオナ&ロビン組の技術点がそんなに落とされなかったことのひとつは、男性が転倒し女性も着氷で乱れたトリプルサルコウがしっかり3回転でカウントされたこと。そして、トリプルトウループとトリプルトウループのシークエンスが同じように着氷に乱れが生じたものの「3+3(SEQ)」でカウントされた、という「要素の認定」にあったような気がします。

 確かに大きなミスでしたよね。転倒だもの。
 しかも女性も転倒に近い着氷の乱れだったし。
 けれど回ってた。認定された。
 ・・・これが大きかったかな、と。

 アリオナ・サブチェンコロビン・ゾルコヴィー組の強みは質。
 乱れが出たソロジャンプ以外の要素は高いレベルをとっただけじゃなく、GOEでもプラスがずらりと並ぶ評価を得ました。最初のスロー3回転フリップにはプラス3を出しているジャッジも複数いました。高さも飛距離もある素晴らしい実施だった、と思います。

 総合2位のダン・ジャン&ハオ・ジャン組は、2つの大きなスロージャンプ、豪快なツイストリフトで沸かせました。しかしFSだけでは3位。稼ぎどころの技術点でカナダ組に差をつけられた理由は、ソロジャンプにあったかな、と思います。予定されていたダブルアクセルからトリプルトウループのコンビネーションの第1ジャンプを女性がシングルに。そしてこのコンビネーション自体の実施も質が高いとはいえないもので、結果「1アクセル+3トウループ」と要素がダウングレードされた上、GOEでマイナスがつきました。そして、アリオナ&ロビン組と同じくトリプルサルコウも試みましたが、女性が着氷で乱れるミス。アリオナ組ほどの大きな減点にはなりませんでしたが、二人揃って大きく乱れたアリオナ組に大差をつけるまでにはなりませんでした。

 FS2位で総合3位に入ったカナダのデュベ&デビソン組も、クリーンというわけではありませんでした。大きく目立ったわけではありませんが、二つ目のスロージャンプ(3ルッツ)で女性がお手つき。かなり空中で軸が歪んだので、お手つきがあったとはいえ堪えたのは偉かったです。そして全体の流れが素晴らしかったですね。リフトの安定感。フライングキャメルから入ったSBSのコンビネーションスピンのシンクロ。デミアン・ライスの曲を大きく表現できていましたね。この彼女達のフリーですが、自分、エキシビションで披露したオリジナルのボーカル入りバージョンより好きだなぁ・・・。

Jessica DUBE / Bryce DAVISON


 SP3位FS4位で総合4位になった川口悠子アレクサンダー・スミルノフ組。
 彼女達のブログで川口選手ご本人がSPとFSの出来についてお話されています。

 白クマとウォッカの国のYuko&Sasha-反省会その1(SP) >>
 白クマとウォッカの国のYuko&Sasha-反省会その2(FS) >>

 クリーンに滑ることを目標にあげていたと思うんですが、ソロジャンプで乱れが出るなど細かなミスがいくつか見られ、順位をひとつ落とす結果となりました。すごく悔しかったです。正直「獲れてた」と思うので、ね。

Yuko KAWAGUCHI / Alexander SMIRNOV


 けれど、軽くフリーレッグタッチがあったとはいえ、ヨーロッパ選手権に続いてスロー4回転サルコウを着氷したこと、そしてコンポーネントでも高い評価を得たことは自信になったのではないでしょうか。そして「4位」という順位も、逆にもっと上を目指すためのモチベーションに変わるんじゃないか、と期待しています。FSは残念でしたが、彼女たちのSP(ロンドカプリチョーソ)は、自分の中で今大会のハイライトといえる演技でした。本当に素晴らしかったです。

 カナダはデュベ&デビソン組以外の2組も健闘しました。
 特にパートナーチェンジしたばかりのデュハメル&ブンティン組は6位入賞。
 (女性の)ラインの汚さだったり、「どんだけ続くねん」と思わず呟いた彼らのFS(トスカ)の曲の繋ぎ方だったり(SLSSだけで1分以上に感じられました・笑)課題はたくさんあると思いますが、2010年の五輪に向けいいスタートを切れたんじゃないでしょうか。男性のブンティンにとっては地元中の地元での五輪ですから、どうしても代表に選出されたいですよね。

 総合7位に入ったムホルトワ&トランコフ組は、FSで崩れてしまいました。
 最初の3トウ+2トウの予定が第1ジャンプでつまづき、続く3ツイストリフトでタイミングがずれリフトできずにノーカウントになるミス。二つ目のソロジャンプでも乱れ、後半には男性の腕の怪我を理由に演技が中断になるなど、残念な出来でした。川口組の結果とあわせ来季のワールドにはロシアは3組のペアを派遣出来ることとなりました。LAでは今回の悔しさを晴らして欲しいです。

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 消化不良ではあったものの、好きな組の金メダルはやはり嬉しかったです。
 試合後ドイツ人の知人に「国歌、一緒に歌ったの?」と聞くと彼女、こう返答。

 アタシ、歌詞、最初の部分しか知らないのよー。
 でも、アリオナは全部覚えてるはずよー。
 国籍取るのに覚えなきゃいけないはずだからー。


 ひゃー。そんなんでいいのか、ドイツ人。

 私、君が代は歌えますよ。・・・たぶん。
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Golden Skate Awards

2007年11月02日 10:31

 10月20日にミラノで行なわれた豪華なアイスショー「Golden Skate Awards」。
 その放送が今晩あり、約2時間の放送を堪能しました。


 当ブログからもリンクさせていただいている「イタリア言の葉」のchicconeriさんがご自身のブログで詳しくレポートされているので是非ご覧いただきたいのですが、chicconeriさんが愛情をこめてレポを仕上げた理由が明らかにわかるくらい、とても濃密でレベルの高いショーだったと思います。



「イタリア言の葉」by chicconeriさん
ショーについてレポ前半レポ後半



 1部と2部にわかれての公演は午後9時に始まり、第2部の開演は夜11時過ぎ。終演は深夜1時近かったようで、開演時間についてはFSUなどでも色々と言われているみたいです。けれどまあ・・・。これだけのメンバーを集めるのって大変だったんじゃないでしょうか。



 荒川静香
 エフゲニー・プルシェンコ
 ステファン・ランビエル
 ブライアン・ジュベール
 シェン&ツァオ組
 サヴチェンコ&ゾルコヴィー
 デュブレイユ&ロウゾン組
 デロベル&シェンフェルダー組
 カロリナ・コストナー
 サラ・マイアー



 ・・・一体どんだけお金がかかったんでしょう(笑)


 chicconeriさんが書かれていますが、ISU会長のチンクワンタ氏の地元での開催ということで、ISUがスポンサーになる条件として、「世界に誇れるだけの一流スケーターを集めろ」との通達があったんだそう。一流どころか、はは、超一流でした。


 大体どのスケーターも2つの演技を披露したようですが、荒川さんとシェン&ツァオ組はエキシビプログラムを2つ。その他「選手」たちの多くは今季用のSPとエキシビションをを滑っていたような気がします。10月頭の日米対抗戦で高橋大輔選手が試合後のエキシビで今季のSPを披露し大喝采を浴びた話はここで書きましたが、彼のSPを見て味わったのと似たような気持ちを、サヴチェンコ&ゾルコヴィーの新SPを見ても感じました。


 ミラースケーティングを取り入れたり、複雑なトランジションを見せたり、その斬新さ、オリジナリティに多くの選手たちが影響されていると思うんですが、毎年毎年違うものをプロデュースし続けることに脱帽です。高得点を狙うプログラムって面白みが失われるものも多いと思いますが、彼らの場合は逆で、考えることによってどんどん面白みが増してきているような気がします。


 新しいエキシビション「レニングラード」も素敵な作品でした。恋愛ドラマを見るときみたく、衝動的に「きゃー!」と叫びたくなるほどのコテコテ感はあるんですが、自分、昭和歌謡曲的な演技って大好物なのです。文句なくお気に入りに追加されました。


 荒川静香さんは第1部でマイケル・ボルトンが歌う「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」を、第2部ではお馴染「You Raise Me Up」を滑りました。約1年ぶりくらいに彼女が滑るのを見ましたが、かなり痩せましたか?びっくりしました。しかし体調が悪いようには見えず、むしろオリエンタル・ビューティーに磨きがかかっているなぁと感嘆するくらいで、進化し続ける姿は眩しかったです。第1部で披露したトゥーランドットは特に素晴らしく、彼女の一挙手一投足に会場の空気がたおやかに動くのがテレビを通じてでも感じられました。解説者として彼女が選ぶことばのセンスにも感心させられることが多いんですが、これだけ説得力がある演技を見せられると、こちらはためいきつくしか出来ませんね。


 ランビエルの新SPもスタイリッシュだったし、マイアーのSPもすごく綺麗なものでした。コストナーは新しいSPはジャンプが不発で演技後に頭を抱えていたけれど、第2部で見せた「月光」のエキシビションは演技も衣装もとても洗練されていました。マリー=フランスとパトリスは東京ワールドで滑ったFDとエキシビション。彼らの演技をみるとなんだか心が穏やかになります。


 ・・・とまあ、書き出せばきりがないので、取り急ぎ強烈な印象を残してくれたアリオナ&ロビンと荒川さんのことを。録画したので、来週にでもまたじっくり見ようと思います。

グランプリファイナル進出ペア決定

2006年12月02日 00:24

 NHK杯のペアが終了。中国のシェン&ツァオ組が見事優勝しました。
 この結果、12月中旬に行われるグランプリファイナル(以後GPFと表記)
 に進出する6チームが決定しました。

GPF進出を決めたペア:
Xue Shen & Hongbo Zhao (CHN)
Dan Zhang & Hao Zhang (CHN)
Maria Petrova & Alexei Tikhonov (RUS)
Rena Inoue & John Baldwin (USA)
Aliona Savchenko & Robin Szolkowy (GER)
Valerie Marcoux & Craig Buntin (CAN)

 世界チャンピオンのパン&トン組は中国杯で2位に入ったものの、
 出場予定だったアメリカ大会を病気のため欠場しポイント無しとなり、
 GPF進出を逃しました。

 アメリカの井上&ボールドウィン組は2004‐05シーズン以来の進出。
 カナダのマルクー&ブンティン組は初出場ですね。

 個人的に楽しみにしているのはドイツのサブチェンコ組。
 中国2組の間に割って入ることが出来るか、注目しています。

Aliona Savchenko / Robin Szolkowy

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今季はトリプルのツイストリフトを入れてくるなど、
 技術的な部分でとても成長したような気がします。
 第5戦のロシア大会では、ソロジャンプでダブルになるミスが続き、
 FSでは得点を伸ばすことが出来ませんでしたが、自力では、
 2位以下のペアを引き離すだけの構成内容だったと思います。
 1月のヨーロッパ選手権での初タイトル獲得に向け、
 GPFでも是非いい印象を残して欲しいところ。期待しています。



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