2006年の世界チャンピオンで、昨年東京での世界選でも4位に入賞したアメリカ女子のエース、
キミー・マイスナー が、長年師事してきた
パム・グレゴリー 氏のもとを離れ、新たな環境で6週間後の世界選での表彰台を目指すことが明らかになりました。
※写真は2007年11月、E・ボンパール杯(パリ)のSPより 2週間前にセントポールで行われた全米選手権では2連覇を狙うも、フリーで3回転倒するなど大きく乱れ7位に終わりました。表彰台にあがったメンバーのうち2人がシニアの選手権に出場するには年齢が足りないこと、そして過去の実績を評価され3月の世界選代表メンバーには選出されましたが、この全米を含めここ2試合はフリーでガタガタに崩れてしまう出来で、自信はかなり揺らいでいたのではないでしょうか。
世界選のために決断。
それは容易な決断ではなかった。
失った自信を取り戻し、集中し直したい。
そのためには何かを変えなければいけない。
マイスナーは、ボルティモアサン紙、そしてUSFSサイトのニュースの中で、コーチ変更について上記のように語っています。
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ボルティモアサン紙の記事 ■
USFSサイトのニュース トリノでのグランプリファイナルは、会心の出来でスタンディングオベーションを発生させた浅田選手の直後の滑走もあってか、序盤の2つの大技で転倒するなど気の毒な出来で、浅田選手への拍手とは違った種類の拍手が自然と沸き起ったのを覚えています。グレゴリー氏とは強い信頼関係で結ばれていたようですから、悩んだことでしょうね。
マイスナーを新しく指導することになったのは、1996年の世界王者
トッド・エルドリッジ や1998年長野五輪優勝のタラ・リピンスキーなどを育てた
リチャード・キャラハン 氏。デトロイトを拠点にしていた彼も最新の設備が整ったフロリダのリンクへ移り、マイスナーの指導にあたるとのこと。またキャラハン氏とは長い師弟関係にある
トッド・エルドリッジ もマイスナーのサポートチームに加わるようです。
驕ることのない謙虚な姿勢に好感を持っている選手のひとりなだけに、思い入れが生じてしまってダメですね(苦笑)。このスランプを乗り越えたら、もっともっと魅力的なスケーターになれるはず。3月に最高の笑顔でシーズンを終えられることを願います。
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